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工事出来高とは?受注工事明細表の見方と合わせてチェック!

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建設業界は特有の言葉が多く、新卒の方や他業界から転職してきた方にとっては「これってどういう意味?」と混乱してしまうシーンも多々あります。そこで今回は、工事出来高という言葉について解説します。基本用語をしっかりおさえて、業務に役立てましょう。

工事出来高の意味と工事出来形との違い

工事出来高(こうじできだか)と工事出来形(こうじできがた)は、漢字や読み方がとても似ていることもあり、ちょっと意味が分かりにくいですよね。二つの意味を理解するため、まず工事出来形についてご説明します。

私たちが普段消費している洋服や文房具といった一般的な商品は、製造が始まってから終わるまでそれほど長い年月はかかりません。しかしこれが工事となると、例えば家を作るのには数か月かかりますし、トンネルを掘ったり橋を建設したりとなると、一年以上かかることも珍しくありません。その間、工事は部分ごとに施工が終わっていって、最後にすべての工程が完了となります。

工事出来形というのは、その工程が終わった部分のことを指す言葉です。そしてこの工事出来形に対する請負金額のことを、工事出来高といいます。

他の業界ではオーダーした商品が完全に納品されたときに報酬を支払うことが多いでしょう。しかし建設業の場合そうしたやり方だと、工事はして人件費や経費がかかっているのに何年も売上が入ってこないという状況になってしまいます。そこで工事出来高ごとに何回かに分けて支払いをするため、こうした考え方が生まれました。

受注工事明細表と工事出来高

工事出来高は、受注工事明細表に記載することがあります。この受注工事明細表というのは、銀行から融資を受けるときなどに必要となるものです。書式は銀行によっても異なりますが、一般的に下記のような項目があります。

・受注先

・工事名称

・着工日

・完成日

・請負金額

・出来高

・入金済額

・出来高未集金額(出来高から入金済額を引いたもの)

・入金予定日、方法

ちなみに、融資を受ける際は工事受注明細表以外にもいろいろな書類を準備しなくてはなりません。資金繰予定表や事業計画書、経営改善計画書などが求められるでしょう。

出来高管理はシステムを活用して正確に

案件が増えれば増えるほど、どの工事がどのくらいの進捗なのか把握し管理することは煩雑になっていきます。現在はエクセルで管理している建設企業も多いのですが、これは手間や人件費、セキュリティなどあらゆる面から見てリスクを背負っている状態です。

だからこそ、建設業の管理に特化してシステムを使うことがおすすめ。導入コストなどに気を取られるかもしれませんが、長期的に見れば無駄な支出をおさえることにつながります。今までこうしたシステムを活用していなかった企業は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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