原価管理システムはクラウド型で!現場で得られる嬉しいメリットとは?
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原価管理システムを導入するとき、色々な製品があるのでどれを選べばいいか悩んでしまいますよね。考えるべきポイントはいくつかありますが、今回は「オンプレミス型にするべきか、クラウド型にするべきか」についてご紹介していきます。
現場の方がクラウド型を選ぶ理由
現場で働く方にとって、オンプレミス型よりもクラウド型のシステムの方がありがたいもの。というのも、重要なデータにどこからでもアクセスできるからです。これにより、例えば「承認を得るため、書類に上長の印鑑をもらうためだけに帰社しなくてはならない」といった無駄を削減できます。
また一人がいくつかの現場を掛け持つことも多いので、それぞれの案件に関して過去の見積もりや工事データなどを参照したい場面も多々あります。そんなときでも、わざわざ会社に立ち寄らず現場から数字をチェックできるので、作業効率性がぐんとアップするのです。
一つの案件で追加や変更がよくある建設企業にとって、クラウド型の「常に最新の情報情報を管理できる」点も魅力のひとつ。現場にいながら端末を用いて、図面にメモを描いたりデータを更新したりといったことも可能です。建設業界では根強い手書文化がありますが、端末とデジタルペンシルなどを使ってアナログとデジタル両方の良いところを取り入れることができます。
経理面でもクラウド型がおすすめ

クラウド型は現場の方だけでなく、経理担当者にとってもメリットがあります。特にアナログ管理をしている企業が導入すると、システム導入により過去のデータがかんたんに参照できるようになるので、調べものの効率が格段にアップ。
さらに、新型コロナ感染症拡大対策にも大きく寄与します。クラウド型を導入すれば、どこからでもデータを確認できるのでリモートワークの可能性が広がります。しかし経理の仕事は、顧客からの請求書などが会社に郵送で届くので、どうしても出社が必要なもの。そんなとき、他の部署の方が自宅で働いていれば、社内の人数を抑え安心して仕事に取り組むことができるでしょう。
もし時代の流れにより、請求書や領収証などのやりとりの電子化が進めば、いずれは経理業務もリモートワークでできるようになるかもしれません。その時も、自宅から経理情報にアクセスできるクラウド型の方が、オンプレミス型よりもメリットがあるでしょう。
オンプレミス型にもメリットはある

クラウド型にはたくさんのメリットがありますが、もちろんオンプレミス型にも特有のよさがあります。まず、ランニングコストがかからないこと。オンプレミス型は買い切りという形なので、最初に商品価格を支払ってしまえばその後は特に料金がかかりません。
またクラウド型は多くの企業が使えるようある程度汎用性の高い作りになっていますが、オンプレミス型は自社でシステムを一から構築するので、自分たちにぴったりの仕組みを作ることもできます。
クラウド型とオンプレミス型のどちらがよいか見極めをしっかりと
クラウド型には「現場からデータの閲覧・編集ができる」「コロナ禍での対応をしながら効率的に業務を遂行できる」といったメリットがありました。その一方で、オンプレミス型にも特徴があります。工事原価管理システムの導入を検討している方は、どちらが自社によりぴったりか一度じっくり検討してみてください。